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プリセールス&カスタマーサクセス マネージャー

Panaya S/4 Accelerate:標準FioriのためのRecommended Unit Tests

すでにPanayaをご利用いただいているお客様は、弊社が提供させていただいている「Recommended Unit Tests」はご存知だと思います。

Recommended Unit TestsはECCシステムのアップグレードやS/4HANAコンバージョンプロジェクトにおいて、適用されるノートや推測される影響から、優先度を付記させた形で提供させていただいている単体テストになります。

※英語でのご案内となりますが、詳細は以下をご参照ください。

Unit Tests Priority & Complexity

 

これまで、Recommended Unit Testsでは、トランザクションコードやバックグランドジョブ・RFC処理などを「エントリーポイント」として定義し、エントリーポイントをベースにして、テストをタスク化しておりました。

 

この度、S/4HANAアップグレードプロジェクトに対応した弊社のアップグレード影響分析ソリューション「Panaya S/4 Accelerate」において、標準Fioriをあらたにエントリーポイントとして追加いたしました。

 

標準FioriをRecommended Unit Testsに追加した効果

標準Fioriは、S/4HANAアップグレードによって様々な変更が適用されます。 Panaya S/4 Accelerateでは、この変更をノート単位で管理しており、下記に挙げる基準に基づき、どの標準Fioriにノートが適用されるかを可視化・分類します。

 

Relevancy(関連性)

お客様本番機において、過去に使用実績があることが確認できた場合、当該ノートを「Relevancyあり」と判断します。そして「Relevancy High」と「Relevancy Low」に分類します。

 

※2022年8月15日現在

 

 

Priority(優先度)

ノートに紐付かれたRelevancyに応じて、対応する標準FioriのRecommended Unit TestsにPriorityを設定します。

※2022年8月15日現在

 

 

 

Fiori Recommended Unit Testsの画面(Fioriフォルダ以下にテストタスクがある)

 

 

 

Fiori App ID(画面例だとF0731A)が確認できる

 

 

 

関連ノートのリストがある。リンク先で内容詳細を確認できる

 

 

 

お客様やSIer様は、単体テストフェーズで、どの標準Fioriをテストする必要があるのかを事前に把握できると共に、どのような操作を確認すればよいかを正しく知ることができるため、品質の高い単体テストを効率よく実施することが可能になります。

 

プロフィール

YN
プリセールス&カスタマーサクセス マネージャー

気がついたらSAPの世界に20数年。外資系テクノロジーコンサルティングファームにて数多くのSAP 移行、アップグレードプロジェクトに参画。その後、コンサルファームで複数のSAP導入プロジェクトの経験を経て、PanayaにJoin。