YN
プリセールス&カスタマーサクセス マネージャーPanayaのChange Analysisとは?
Panayaの『Change Analysis』ご利用いただければ、SAPプロジェクトや保守業務で発生した変更内容を可視化し、影響範囲をリアルタイムに把握することが可能になります。
Change Analysisでは、SAPプロジェクトや保守業務で発生した変更内容を移送依頼ごとに取り込んで分析します。分析結果はPanayaのTest Dynamixと連携され、当該移送依頼によりどのようなテストが必要になるのか、既存テストシナリオでどの程度網羅されているのか等が評価されます。
Change Analysisご利用のための準備作業
Change Analysisをご利用いただくために、お客様の開発機から移送依頼の内容を含む環境情報をXMLファイルに抽出し、Panayaのプラットフォームにインポートしていただく必要があります。
XMLファイルの中には、アドオンオブジェクトの情報・移送依頼にどのような変更が含まれているか・使用先一覧の情報・ロールの変更内容等が含まれており、分析に使用されます。
Change Analysis分析結果の確認・テストシナリオの再評価
まずは、分析対象の移送依頼を選択します。
分析終了時に、結果の概要が確認できます。
画面例では、移送依頼に含まれるエントリーポイントのうち、すでに登録済みテストシナリオの割合がポップアップで表示されます。
(画面例では51%のエントリーポイントがテストシナリオに含まれており、49%が含まれていないことを示しております)
※エントリーポイントとは、確認したいロジックもしくは変更箇所をテストするための起点となるオブジェクトを指し、代表的なものとして
トランザクションコードやバックグラウンドジョブなどがあります。
移送依頼の分析結果概要がRisk Summaryで確認できます。
Impact Riskで分析結果詳細を確認でき、不足しているテストシナリオを登録することができます。
画面例では17個のエントリーポイントを登録します。
Change Analysis Generated Testsフォルダ以下に17個のテストシナリオが登録されました。
Change AnalysisはSAPプロジェクト期間中だけでなく、カットオーバー後の運用保守・変更管理でもご利用いただけるため、長い時間をかけてお客様環境に適した最適なテスト資産を築くことが可能になります。
こうして構築したテスト資産は、次回のSAPアップグレードプロジェクトにおいても大きな貢献ができると思います。
プロフィール
気がついたらSAPの世界に20数年。外資系テクノロジーコンサルティングファームにて数多くのSAP 移行、アップグレードプロジェクトに参画。その後、コンサルファームで複数のSAP導入プロジェクトの経験を経て、PanayaにJoin。