Fiori、SAP GUI for HTMLのテストでパラメーターが使用できるようになりました

YN
スクリプトでは「パラメーター」がご利用でき、テスト実行中にシステムが出力した情報(例:各種伝票番号など)をパラメーターに格納し、後続する同一スクリプト内で情報を再利用できる、という機能になります。
これまでは、パラメーターはSAPGUI for Windowsでのみご利用可能でしたが、このたび、SAPGUI for HTMLとFioriでご利用いただけるようになりました。
パラメーターに関する使用方法や設定手順は、以下でご確認いただけます(英語でのご説明になります)。
パラメーター付きスクリプトの例
こちらは、SAPGUI for HTMLでのテストオペレーションをスクリプト化し、パラメーターを使用した具体例になります。
※ ME21N(購買発注登録)で取得した購買伝票番号をパラメーターにセットし、MIGO(入庫 購買発注)で取得した購買伝票番号を使用して、入出庫伝票へ転記するテストです。
例)パラメーター設定
下例ではME21Nで取得した標準購買発注番号を、「標準購買発注番号_」というパラメーター名でパラメーター化したものです。
※緑で強調されている部分は、スクリプト作成するために、テストオペレーションを登録した際に取得した標準購買発注番号です。
続いて、MIGO(入庫 購買発注)でパラメーターを所定の場所にセットします。
※赤枠の2行目は、テストオペレーションを登録した際に入力した標準購買発注番号です。
例)スクリプト実行後
半自動実行後のMIGOのエビデンス取得例になります。
下図のとおり、ME21Nで取得した標準購買発注番号「4500020165」を、MIGOで使用していることがご確認いただけます。
ME21N
MIGO
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プロフィール

気がついたらSAPの世界に20数年。外資系テクノロジーコンサルティングファームにて数多くのSAP 移行、アップグレードプロジェクトに参画。その後、コンサルファームで複数のSAP導入プロジェクトの経験を経て、PanayaにJoin。